株式会社ハウテレビジョン – 2020年サマーインターンの思い出

※ この投稿は、昨年(2020年)10月に投稿した記事を加筆修正したものです。

大学3年の夏といえばサマーインターン

です。少しでも就職する可能性があるなら、参加しておいて損はないはず。これを読んでくださっている学生の方は今すぐ応募です‼️

さて、謎に強引な勧誘をしたところで、この記事では私が昨夏参加したインターンのうちのひとつ「株式会社ハウテレビジョン」さんでのエンジニアインターン👨‍💻 について、少し詳しくご紹介します。

きっかけは外資就活ドットコムへの登録📝

大学3年の新学期になり、友人たちが「そろそろ就活…」などとざわつきはじめたのを感じとった私は、いてもたってもいられなくなって、いくつかの就活サイトに登録しました📝

リク◯ビやマイ◯ビなどの大手サイトはもちろん、スカウトがもらえると噂のサイトなどとにかく片っ端からいろいろと登録してみたのですが、そのうちの一つが「外資就活ドットコム」でした🌎

名前からしてゴージャスな外資就活ドットコムですが、掲載情報は外資系と国内トップ企業中心というコンテンツまでゴージャスなサイトです。ハイクラスな求人情報を閲覧できるだけでなく、他の就活生と情報交換ができるコミュニティや、普通に読み物として面白くためになるコラムなど、就活生にやさしい機能やサービスが盛りだくさんのすばらしいサービスなのです✨

…でも、ごめんなさい。実を言うと私は形から入って途中で燃え尽きるタイプなので、登録したのは良いものの、プロフィールを埋めただけで満足してしばらく放置していたのでした…😅

そんなある日、登録していたメールアドレス宛に一通のメールが届きます。タイトルには「Premium スカウト」送信元は「株式会社ハウテレビジョン」と書いてありました。「プレミアム」「個別」「あなただけに」みたいな文言が使われているスカウトメールは往々にして宛先の名前だけが個別だったりするのですが、外資就活ドットコムから送られてきた Premium スカウトには本当に個別のメッセージがついていました😮

さっそく詳細を確認してみると、なによりまず目を引いたのは参加報酬についての記載です。約1週間のインターンで参加報酬は10万円(!!)、優勝するとプラス10万円の太っ腹な報酬がいただけるとのこと🤑 インターンの内容は他のインターン生や現役エンジニアの方とチームを組んで、実際に多くのユーザーが利用している外資就活ドットコムの新機能を考案・開発するというものです。他の誰かと一緒にサービス開発できるなんて、ハッカソンみたいで楽しそうです。そのうえ報酬までいただけるなんて、これはもう、挑戦してみない理由がありません😃

というわけで特に迷うことなくサイト上の「気になる」ボタンを押してみたところ、スカウト経由で応募する場合はES提出という本来のファーストステップを免除していただけるとのことで、直接面接の予約へと進むことができました🎁

面接(コーディングテスト)👥

私にとって唯一の選考ステップだった面接は、このご時世ですから当然リモートで行われました。地方在住の学生にとっては大変ありがたいことです🙇

エンジニア対象のインターンでは、十分なコーディングスキルを持っていることを示すため、必ずと言って良いほど「コーディングテスト」が実施されます。会社によってはオンラインのテストページみたいなので非同期的に受ける形式もあります👩‍💻

ハウテレビジョンのコーディングテストは面接を兼ねた形式で、 Whereby というビデオチャットサービスを使用した1時間程度のものでした。はじめに30分程度面接(というか雑談といっていいほど和やかな雰囲気でした)があり、後半に普段遣いのエディタの画面を共有しながら与えられた課題を解くコードを15分程度で書き、それについて15分くらいかけて説明するという内容でした💬

コーディングテストの課題については比較的シンプルで、配列、ループや条件分岐について理解していれば大丈夫だと思います。実を言うと、私はちょっと見られながらコーディングするというのに慣れていなくて手こずってしまいました…😇

事前研修🛫

自分でもコーディングテストの結果が微妙だと感じていたので、正直今回は厳しいかなと思いながらぼんやりと過ごしていた6月のある日、面接を担当してくれたCTOの方からお電話をいただきました。なんと、合格なのでA日程(9月前半)とB日程(9月後半)の二つがあるのでどちらが良いですか? というご連絡で、びっくりしつつも大変嬉しかったのを覚えています😆

このときは他に選考を受けていたインターンもあったりしたので B日程(後半)を希望したのですが、いろいろあって(察してくださいw)A日程のほうが都合が良くなったので、ダメ元で先方にお願いしたところ、快く日程変更していただけました。大変ありがたかったです🙇

余談ですが、A日程で同じチームとなったインターン仲間(今では大切な友人)とはインターン後もいろいろと関わりを持っていて、このときの日程変更は私の人生の世界線(先日、シュタゲをみましたw)に1%以上の変動🔢 をもたらしたと思っています(シュタゲをご覧になっていない方には「なんのこっちゃ」ですね。すみません)

さて、実はこのインターンには本番の1ヶ月ほど前に1日だけ「事前研修」という集まりがありました。6日間という短い期間で製品を開発するため、インターン生はある程度事前にハウテレビジョンが採用している技術スタックになれておく必要があります。そのための環境構築などを行うために実施されたものです。驚くべきは、たった1日の研修のために、東京からは少々離れたところに住んでいる私の交通費と宿泊先を提供してくださったのです。ありがたい限りです…もう頭が上がりません🙇🙇🙇

初めてのオフラインインターンだったので緊張していた私は、事前研修の前々日にユニクロに行って襟付きの服 👔 を買ったりしたのですが、実際参加してみるとTシャツ短パン👕 で全然OKでした。どうぞみなさん、その点はあまり気にしすぎる必要はないようです😉

ハウテレビジョンのオフィスは赤坂と六本木の間くらいにそびえ立つ超高層ビル🏢「アーク森ビル」の上層階にあります。聞けば昨年の6月くらい(つまりインターンのちょっと前)に移転してきたそうで、どこをみてもピッカピカでした✨

おしゃれなホール(Wantedlyページから拝借しました)
おしゃれなホールWantedlyページから拝借しました)

お昼休みには叙々苑弁当 or 寿司という究極のお弁当で究極の2択をさせていただき、なんというか…そう。まさに「今をときめくベンチャー企業!」という感じでした🌟

(私に)選ばれたのは、お寿司でした。
(私に)選ばれたのは、お寿司でした。

研修の内容は主に環境構築でした。ハウテレビジョンでは開発環境のほとんどを Docker 上に構築しており、研修では AWS の接続権限をもらって、謎の秘伝のスクリプトを実行してリポジトリや DB のダンプファイルを落としてきたり、Docker を祈るような気持ちで立ち上げたりしました。何が起こっているのかは正直よくわかりませんでしたが、外資就活ドットコムのデータベース構造を見られたりして感動したのを覚えています🚢

事前研修後、なんとなく苦手意識があった Docker がちょっとだけわかるようになり、Nginx + PHP + MySQL コンテナを作ってみたりして遊べるようになりました。ありがたい!

インターン本番

いよいよ待ちに待ったインターン本番ですが、実はこのとき台風が接近していて、私が予約していた飛行機は見事欠航🙃 なんとか動いていた新幹線🚄 で東京にたどり着いた私は「六本木駅地下深すぎだろwww」と思いながらゴロゴロとキャリーケースを引いて、事前研修の時に泊まったのと同じ、開業したてでピカピカのア○ホテルにチェックインしました🏨
時間はすでに夜だったのでひとり、24時間営業のなか卯でご飯を食べ、六本木を散歩しました。ひたすらに、ビルが高いなと思いました(小並感)

さて、翌朝はついにハウテレビジョンのオフィスがあるアーク森ビルに初出勤(?)です。といっても、1ヶ月前にも研修で訪れていたのでそれほど緊張はしませんでした。もちろん今度はTシャツです😆

初日の午前中には簡単な自己紹介の後、フロントエンドチームバックエンドチームに分かれ、それぞれ別に与えられていた事前課題のできばえを一人ずつ披露して、社員の方からフィードバックをもらいました💻 私はバックエンドチームで、初めてちゃんと触った Go 言語に四苦八苦しながら簡単な CRUD ができる RESTful っぽい HTTP エンドポイントを実装しました✌ レビューではコードのインデントが崩れていることなどご指摘いただきました。お恥ずかしい😅

さあ、レビュー大会が終わるといったんご飯🍐です。以前の事前研修では叙々苑弁当 or 寿司という究極の選択だったわけですが、なんとこの日も同じメニューで用意してくださっていました!つまり、前回私が選ばなかった(けど食べてみたかった)叙々苑弁当を食べることができたというわけです!! うれしい!!

(今日の私に)選ばれたのは、叙々苑弁当でした
(今日の私に)選ばれたのは、叙々苑弁当でした

チーム開発🕺

腹ごしらえが済んだら、いよいよこのインターンのメインイベントであるチーム開発が始まりました。メンバーはフロントの人とバックの人がうまく混ざるように事前に振り分けられていて、私のチームはフロントエンドの方が1人と、バックエンドの方が1人、そして私(バックエンド)の3人トリオでした👨‍👨‍👦

フロントエンド担当の方(以降Aさん)は海外の大学でコンピュータサイエンスを専攻していて、いろいろな業界でインターンをしてきたので社会の裏側を大体何でも知っているという、すごい人でした🦸‍♂️

そして、バックエンド担当の方(以降Bさん)は大学院でヘッドマウント型プロジェクター(?: 間違ってたらごめんなさい)を研究しつつ、ある SaaS 提供会社でバイトをしつつ、趣味でサッカーのゲームのマッチングができるサービスを運営しているという、マルチタレントな方でした🦸‍♂️

チームメンバーと自己紹介をした後は、チームでどういった機能を開発するかという議論をしました。みんなでホワイトボードを囲んで、今の外資就活ドットコムに欲しい機能を書きだしてみて、どうやらチャット機能があると良さそうだぞということになり、データベース設計なども勢いでしてしまいました🏗

自分でいうのもなんですが、この時点ではすごく順調でした🙂 初日数時間にして作る機能の設計まで完了してしまったので、あとはAさんがUIデザイン、Bさんと私がAPIの設計と実装をすすめようという感じで合意しました💪

2人ともWeb開発なんてお手のものという感じで、開発中も特段苦労することはなく、なんならどのチームよりも長いこと雑談💬をしていたかもしれません(笑)

これはちょっと面白い話なのですが、本来の就業時間を過ぎても少しはオフィスに残って作業して良いとのことで、他のチームの方の多くは少し残って作業されていたようなのですが、僕たちのチームは「ここは西海岸🌊」「休むことも技術🌴」などの御託を並べ、まあなんとかなるだろうという謎の自信のもと、日々定時退社をしていました。その結果、(案の定)開発が間に合わなくなって、週末返上でリモート開発することになりました。本当にありがとうございました。

実はそんな楽しいチームには、🦸‍♂️もう2人強力な仲間🦸‍♂️がいました。各チームに2人ずつくらいついてくれていた現役エンジニアのメンターさんたちです。お一人はこの道何十年のベテラン、お一人は入社されたばかりで親しみやすい方でした。ベテラン社員の方にはとてつもなく複雑な SQL を一瞬で作っていただいたり、もうお一人にはいろいろと楽しい話を聞かせていただいたり、本当に至れり尽くせりという感じで心地よい日々でした😃

発表会🥳

そうこうしているうちにあっという間に5日間が過ぎ、翌週の月曜日(最終日)がやってきました(週末には半沢直樹の最終話をアパホテルで見ました)😮

最終日の発表会直前には、あの初期の頃の余裕は何だったのか… というくらい切羽詰まっており、結局実装した API エンドポイントはほとんど使わぬまま、モックサーバーに置き換えて対応するという形に落ち着きました。エラーが表示されたコンソールを前にしたAさんが腕を組み目を閉じて「なるほどなるほど…さっぱりわからん🤔」と言っていたのがすごく印象的で、いまでもたまに思い出して吹き出しそうになります(笑)

発表会では各チームごとに10分ほどのプレゼン時間が与えられ、ハウテレビジョンの役員の方たちを前に開発した機能について説明しました。プレゼンについてはいろいろな会社のインターンで百戦錬磨してきた(と思われる)Aさんが Canva というおしゃれプレゼンツールでかっこいいスライド📈を作ってくれたり、痛い質問に華麗に答えてくれたりして、なかなか良い感じ✨に終えることができました。ありがとう、Aさん!!

全チームのプレゼンが終わったら、少々の休憩時間を経ていよいよドキドキの結果発表です🤩

さて、覚えていらっしゃるでしょうか、このインターンでは優勝したチームに追加で10万円の報酬が支払われるのです。おかげさまでドキドキパワーは1.5倍、心拍数も上がりました💓

…気になる結果は、なんと私たちのチームが優勝🏆 うれしい🤩 たぶんAさんの素敵なプレゼンのおかげだと思うのですが、本当に嬉しかったです!

インターン終了後🛬

発表会も終わったら、借りていたモニター🖥 やパソコンを返却する準備をしたりと後片付けをして、みんなで懇親会みたいなものをしました🎉

昨日の敵は今日の友。先ほどまでライバル同士だった他のチームの人たちとも半沢直樹の最終回の感想を語り合ったり、Webサービスで一発当てるためのアイデアを議論したりして楽しい時間を過ごしました😆

本当は帰りたくなかったくらいですが、居座るわけにもいかないので、いい時間で基地(ア○ホテル)に帰還し、ア○社長の天然水と発表会でもらった賞状をキャリーケースに詰めて、私のインターンは終了しました🏁

感想💬

ひとことで言うと「楽しい思い出ができた」ということにつきます🕺

コロナ禍になって随分誰かと関わる機会が減って心がすり減っていましたが、Web開発という好きなことを愉快な仲間たちとできたことで、相当元気をもらうことができました🔋 別の会社のオンラインインターンももちろん楽しかったのですが、やはりオフラインで関わった人たちの記憶は思い出に深く刻まれています🧡

楽しい思い出を作ってくださったハウテレビジョンの方々、チームメンバーのお二人には本当に感謝しています🙇 そして、もしこれを読んでくださっているあなたが就職活動中で、すこしでも興味をお持ちでしたら、ぜひ応募してみてください

おまけ 支給された食べ物たち🍞

しゅうまい
しゅうまい
お店の名前を忘れたのですが、芸能人のロケ弁によく使われるそうです。味噌漬けの魚がすごくおいしかった
お店の名前を忘れたのですが、芸能人のロケ弁によく使われるそうです。味噌漬けの魚がすごくおいしかった
タコス?
タコス?

毎日支給されたお弁当はいろいろな種類があり、日々かぶらないように選ぶことができました🍱 もちろんお気に入りのものがあればそればっかりも食べられます😉 お弁当以外にもおやつのドーナツ🍩 やハンバーガー🍔(おやつなの?)を置いてくださっていたり、いろんな意味でおいしい思いができるインターンでした。

ごちそうさまでした😋


Comments

“株式会社ハウテレビジョン – 2020年サマーインターンの思い出” への2件のフィードバック

  1. こんにちは。お弁当ハンターのKNTKです。崎陽軒のシウマイ弁当……!六本木でテレビジョンというとJOEX-DTV関連かなと想像してしまいましたが全然違いましたねw onlineでつながることが増えていてもofflineでの思い出は特に印象深いという部分とても共感できます!!ぜひそうした機会を大切にしてみてください。DockerやGolangなどといったあまり触ったことのない技術で開発するのは大変だけど楽しいですよね。ちょうど今gitとGitHubを教えつつHugoで某Web pageをつくっていてそれを実感しているところです。(個人ではなく複数人でAndroidやってみたいけどWebは需要が多くていいなあ)今後もまだ見ぬ世界に全力でワクワクすることだけはどうか忘れないでください!DB設計の実践的な知識をお持ちとのことなのでIPAのDB試験にも挑戦されてみてはいかがでしょうか。(秋のみなので高度区分の一部免除が得られるAPからやると1年後ですが)

    1. コメントありがとうございます。Docker や Go など次々新しい技術が登場してきて、最近のWeb開発は気が休まらないですね…w IPA の試験は昨年 AP を申し込んだものの感染症対策でキャンセルになってしまいまして、でもそうですね若いうちに取っておこうと思います。ありがとうございます。

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