スマートロック SESAME mini を購入してみた – スマートホーム計画 vol.1

みなさまこんにちは。前回の記事からはや半年近く…ぼちぼち記事を書くという話はどこの空を漂っていたのでしょうか。楽しみにしてくださっていた方には大変申し訳ない気持ちです。

大学で退屈な講義を受けながら、バイト中の暇な時、最寄り駅からの帰り道…などなど、常にブログのことを気にかけてはいたのですが(大嘘)なかなか記事にできそうなネタが思い浮かびませんでした…

自宅をスマートホーム化したい話

さてそろそろ本題ですが、みなさん、「スマートホーム」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか。

詳しい説明はWikipediaを参照していただくとして、まあ要するには最先端テクノロジーをおうちに導入して快適な生活を送ろう!というギークが大好きなノリでつくるロボットハウスのことです(意味不明)

私がこれまでに導入してきたスマートホーム製品といえばAmazon Echoがあります。。。とはいえ、実際には料理中に音楽を流したりパスタの茹で時間を計ってもらうくらいにしか活用できておらず、部屋の片隅でホコリを被っているのが実情です…

いやぜんぜんスマートホームやる気ないやんけ…と感じたそこのあなた。チッチッチッ、まだそう決めつけるのは早計です。たぶん。

実は、スマートスピーカーが本領を発揮するのは赤外線リモコンやスマートロックなど、ほかのIoT機器と連携したときなのです。それもそのはず、単体ではマイクとスピーカーしかハードウェアを搭載していないのですから、使い道はかなり限定されてしまいます。

手始めにスマートロックを導入したい

さて先ほどの章で登場した言葉なのですが、みなさま「スマートロック」という言葉を耳にしたことはありますか。

私と同じような新しいもの好きな人類なら当然ご存知だと思うのですが、要するには自宅の玄関などにある一般的な鍵のサムターンに取り付ける小さなロボットで、BluetoothやWi-Fi経由でスマートフォンやインターネットからの命令を受けて鍵を開け締めする仕組みのことです。

まだピンとこない方のために、見れば誰でもスマートロックが欲しくなる、イケてるPVを下に貼っておきますのでご覧ください。

いかがですか。要するにスマートロックを取り付ければ、外出のたびにゴツゴツした鍵を持ち歩かなくてもスマホさえあれば鍵を開け締めでき、大変スマートな暮らしを送ることができるのです(推定)

(※開発元はスマートロックの電池切れなどに備えて従来の鍵も持ち歩くことを推奨しています)

そしてもちろんAmazon Alexaとも連携でき、音声コマンド(たとえば「アレクサ、鍵開けて」など)で自宅の玄関の鍵を開け締めするという22世紀みたいなことが実現できるのです。

なぜ セサミなのか

実をいうと、このスマートロックの分野で日本一有名な製品はソニーから生まれたQrio株式会社のQrio Lock(小型版のQrio Smart Lockもある)ではないかと思います。

Qrio Smart Lock はこんなかんじ
Qrio LockQrio Smart Lock

はじめに言ってしまうと、今回私が購入したSESAME miniというスマートロックもQrioも大した違いはありません。SESAME miniと競合するQrio Smark Lockの価格差もほとんどなく、どちらもスマートフォンアプリからの開解錠はもちろん可能ですし、別売のWi-Fiアクセスポイントを取り付ければインターネット経由からの開施錠も可能です。

では、なぜ私は一番人気のQrioではなくSESAME(ミニ)を購入したのかというと、以下のような理由があります。

サポートがフレンドリー

はじめにお断りしておくと、この章で書いていることはAmazonレビューに投稿されていた内容を基にしており、私の実体験ではありません。

QrioはもともとSONYから生まれた会社ということで、やはり大企業感が抜けておらず、サポートの質も大企業なりです。例えば自宅の鍵のサムターンの構造がスマートロックに適合しない場合、Qrioの場合は代表的なサムターンの構造についてはアダプターを別売しており、それを取り付けるか、あるいは設置をあきらめる必要があります。まあ、たくさんのカスタマーを相手にしているわけですから、サポートは普通そんなものですよね。

一方のSESAMEはどうかというと、もし自宅の鍵がSESAMEに適合しないタイプだと判明した場合、サムターンに定規をあてた写真を撮ってサポートにメールすれば、適合させるためのアダプタを3Dプリンタで作製して送ってもらえるんだそうです。しかもなんと、無料でです。

いやあ、すばらしいですね。やはり学生ベンチャー発の企業ということで実にユーザーに即したフレンドリーなサポートをしてくださるそうです。そういった社風だからでしょうか、SESAMEの公式Twitterアカウントはユーザーのツイートや問い合わせに積極的に返信されたり、とても好感が持てるのです。

さて、続いての理由ですが、実はこれが私がスマートロックの機器にSESAMEを選んだ一番の理由になります。それは…

管理APIが公開されている

なんと、SESAMEを開施錠したりステータスを確認したりするためのAPIが無料でパブリックに公開されているのです。

これがつまりどういうことかというと、別に鍵をコントロールするのにSESAME公式アプリを用いなくても、自作のアプリやWebサイトからSESAMEのAPIを叩くことで操作可能だということです。IFTTTやAWS IoT Coreなどを利用すればノンプログラミング・サーバーレスで他の機器との連携もできそうです。

APIドキュメントを読むかぎりシンプルで使いやすそうですし、Webhookも用意されているようですから、いろいろ自動化の仕掛けを考えるものまた楽しそうですね。

さっそく注文してみた

実はこのSESAME、もともとクラウドファンディングに登場したときから大人気のプロダクトで、再販されては直後に売り切れ・・・というのが常だったのですが、今年のゴールデンウィーク明けにたまたま覗いたAmazonのページで再販されているのを目にした私は早速注文をしてみることにしました。

↑ こちらの商品リンクを押すと直接Amazon.co.jpの販売ページを開けます。(広告)

というわけで、私が注文したのがゴールデンウィーク明けすぐの5月8日です。購入時の価格はWi-Fiアクセスポイントセットで \19,800 で、この時点での配達予定日は6月13日〜22日1ヶ月以上先の予定でした。注文時点では人気商品で品薄ですからやむを得ないと楽しみに待つつもりでいました。

しかし、実を言うと今SESAME miniは私の手元にあります。というか、私の家の玄関ドアに張り付いています(笑)

どうしてかといいますと、注文から3日後の5月11日にAmazonから以下のようなメールが届きました。

というわけで、在庫が思いのほか確保できたのか、10日程度配達を早められそうだということでした。大変嬉しい知らせです。しかし驚くのはその2日後の5月13日に届いた以下のメールです。

なんと、最短で翌日に配達できそうだということではありませんか。びっくりです。なんとか供給が需要に追いついたのか、あるいは需要が落ち着いてきたのかはわかりませんが、とにかく嬉しいですね。

というわけで、無事手元に届いたSESAME miniなのですが、この記事がずいぶん長くなってしまっている事に気づいたので、取り付けと使用感のレビューはまた次の記事に書こうと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

それではまた次の記事でお会いしましょう。


Comments

“スマートロック SESAME mini を購入してみた – スマートホーム計画 vol.1” への1件のコメント

  1. Smart lock というと鍵の発行・管理が従来の物理的なDeviceに比べてどこまで柔軟にできるのかという点がとても気になりますね。~ commentするのが公開後しばらく経っているといるということは~ そろそろ使ってみて知見が得られたころだと思うのでその内容についての新しい記事楽しみにしています!

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